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STU48「あの日から僕は変わった」(瀧野由美子・田中皓子・中村 舞・薮下 楓)

2020年9月2日 リリース STU48

シングル『思い出せる恋をしよう』

通常版TYPE B収録の「あの日から僕は変わった」

作曲・編曲をしました。

画像提供:amazon
「あの日から僕は変わった」
作詞:秋元康
作曲:庄田ゲゲゲ
編曲:庄田ゲゲゲ

ギター 川相犬太郎(KENNEL)
ピアノ 諸見里修

AKBグループ初採用

まず、こうしていわゆるコンペ作家をやる事になったきっかけが、渋谷のDTM教室の先生が白戸祐輔先生だったからなんですよね。 ボカロPとかHIPHOPのトラックを提供するDJとか、何でもいいからPCで音楽作りたいなと思って門をたたいて、体験の時に「先生が一番専門としている事を学ぶのが一番お得だから」という理由でアイドル等への曲提供を目標にJ-POPを学ぶところからスタートしたので、ついに実現したー 嬉しいー というのが一番の感想です。

加えれば、小学生時代は広島で過ごしたので、STUで嬉しいー というのもあります。 仮歌詞ではかなり自分の幼少期を思い出しながら住んでいた横川駅付近の地名を盛り込んで、曲は海の上を走っているような疾走感を意識してました。

公式がYOUTUBEにアップしてました。

歌詞がヤバくて最高

そんな曲についた歌詞が激ヤバでおったまげました。

最初歌詞のタイトルを見た時は「あの日から僕は変わった」って、王道の「クラスの窓際にいる僕だけど君と出会って変われたんだ。」的なものかと普通思うじゃないですか。 先生だからこそ、「あれ?なんかちょっと普通だな・・インパクト薄いな」って思ったんですよね。

そこで1行目が「あの日から誰とも話さなくなった」ですよ。 そっち!? え、逆なん!? って強烈なインパクトを受けました。 もうタイトルとこの1行だけでやられた!最高!って唸りました。

さらに、衝撃は続き、普通、アイドル曲って夢や希望を与える使命・役割・メッセージがあると思うんですよね。欅の曲だってアンダーグラウンドだけども炎がある。 でもこの曲は救いがないんです。希望が無いんです。 ただただ自分なんて消えてしまえばいいという心の叫びなんですよ。 これをアイドルに歌わせる事が出来るのは先生クラスじゃないと無理なんです。  SNS等での誹謗中傷によって傷ついた僕の叫びと解釈するのが一番しっくりくる歌詞は正に今の世の中を反映する歌で、下手したら批判もくるんじゃないか・・というようなエグい世界観。 そしてラストが、

君が誰か
僕は知ってる

衝撃ーーー!

歌詞カードを見るまで、ここが2行になっていると知らなかったのですが、2行だと余計に「僕は知ってる」にインパクトが出ますよね。 結局、主人公は全く救われない曲ではあるけど、ドキっとする最後の文がいわゆる3年A組的なメッセージになって一概に刺激だけを求めた曲ではなくなるというのも本当凄いです。

曲と合っていないかというとそうでも無く、最後がアーメンで終わる曲なので、賛美歌的なイメージを持っていただけたのかなと思います。 フワリもこの母音であって欲しいという所はその通りになっていたり、歌詞についてはいろいろと衝撃感激でした。